仕事をするうえで、多くの働く女性が気づいていない重要なポイントが部下力です。適切な部下力を身につければ、上司に対する悩みが少なくなります。その3つのポイントを紹介しましょう。

まず1つ目は、注文を聞くことです。上司から指示を受けたら、その仕事の重要性や期限、仕上げのレベル感を確認しましょう。期日のない雑事を丁寧に急いで仕上げる必要はありませんし、逆もまた然りです。ここを押さえることでミスが減り、期待以上の成果を生み出せることもあるため上司の満足感が増します。

2つ目は、性格を掴むことです。細かい上司にはきっちりと対応し、大ざっぱな上司には穏やかに合わせつつサポートをしましょう。性格に合わせた対応は、上司の足りないところをさりげなくフォローすることができ、プラスの評価となります。報告、連絡、相談も上司の性格を掴んで最適な頻度を見極めましょう。

3つ目は、トラブルで驚かせないことです。懸念のある点があれば必ず事前に相談します。トラブルで上司の仕事を止めずに済むだけでなく、危機管理能力のアピールにもつながるのです。

上司のイライラは、一般的に報告、連絡、相談の不足であることがほとんどといわれています。この3つの部下力を身につけることで、上司は自分が本来果たすべき役割を発揮しやすくなり、部下も働きやすくなるでしょう。部下力は部下の評価を高めるだけでなく、職場全体を活性化することにもつながっています。